フェルト日記「あのこ!どのこ?のこいのこ!」
ちょうど一年前のことでした。
やれ武漢だ、コウモリだ、プリンセスダイアモンド号だと
コロナ騒動が始まったのは。
この一年、あっという間だった・・・なんてとんでもない。
いやあ、一年長かった。苦しかった。
この悪夢が一日でも早く終息し
世界に平和が訪れることを心から祈ります。
ところでコロナで外出できなかった期間、
家での暇つぶし、みなさま何されてましたか?
私、トモコはといいますと
あつもり?鬼滅の刃?TikTok?
・・・ブッブー。全て不正解。
実は私、流行なんか知るもんか、
40年前幼稚園で読んだ保育雑誌をもう一度読むために
大阪府立図書館まで通ったり
ラジカセを購入し
高校生の頃聴いていたカセットを聴いたり、
ひたすら過去に目を向け
思い出探しに熱中しておりました。
そしてもう一つ、
幼きトモコが夢中になった幼児番組といえば
「ひらけ!ポンキッキ」。
「およげ!たいやきくん」「いっぽんでもにんじん」などの歌、
当時流行っていた洋楽を上手に使ったスポット映像、
ペギー葉山さんのしつけコーナーなんかもあったりして
毎朝飽きずに見てました。
その後40年が経過しましたが、
今なお印象深く覚えている歌があるのです。
それは(ま~るいうぶげのくだもののなかに・・・)と始まり
くだもののなかに実、実のなかにから、からの中にたねと
息継ぎもせず果てしなく続く女性の歌声と
実、から、たねの断面図がぐるぐる回っているような映像が
幼き視聴者の脳にじわりじわりと染みこんでくるような
悪夢のような、一種の狂気をはらんだ歌でした。
題名も分からず歌詞もうろ覚え、
あの歌、もう一度聴きたいけどどうすれば聴けるだろう・・・と
頭を抱えたのもつかの間、恐るべし現代のネット社会、
お目当ての映像はyou tubeであっけなく見つかっちゃったのでした。
40年間心に残っていた狂気の歌、それがこちらです!
「もものハート」 うた:のこいのこ
おおきな青い空のした ちいさな緑の木がいっぽん
木がいっぽん
ちいさな緑の木のなかに まるいうぶげのくだものひとつ
くだものひとつ
まるいうぶげのくだものの中に あまいピンクの実がひとつ
あまいピンクの実の中に かたい茶色のからひとつ
ひとつ
かたい茶色のからの中に 白い小さなたねひとつ
たねひとつ
白い小さなたねの中に もものハートがただひとつ
ただひとつ
まるいうぶげのくだものの中に
あまいピンクの実の中に
かたい茶色のからの中に
もものハートがただひとつ
ひとつ
懐かしの曲に再会、再び魅力に憑りつかれ
you tubeの再生が日課となってしまった私、
脳を現代へ呼び戻すのはこりゃなかなか難しそうです。
*オマケ
この曲を歌う「のこ いのこ」さん、
今回調べたところ、大ヒット曲「パタパタママ」
「まる・さんかく・しかく」「はたらくくるま」も担当、
隠れCMソングの女王と呼ばれ800曲以上も
歌われたんですって。
う~ん、素敵です!