フェルト日記

2021年2月 5日 (金)

フェルト日記「あのこ!どのこ?のこいのこ!」

 

ちょうど一年前のことでした。

やれ武漢だ、コウモリだ、プリンセスダイアモンド号だと

コロナ騒動が始まったのは。

この一年、あっという間だった・・・なんてとんでもない。

いやあ、一年長かった。苦しかった。

この悪夢が一日でも早く終息し

世界に平和が訪れることを心から祈ります。

 

ところでコロナで外出できなかった期間、

家での暇つぶし、みなさま何されてましたか?

私、トモコはといいますと

あつもり?鬼滅の刃?TikTok?

・・・ブッブー。全て不正解。

実は私、流行なんか知るもんか、

40年前幼稚園で読んだ保育雑誌をもう一度読むために

大阪府立図書館まで通ったり

ラジカセを購入し

高校生の頃聴いていたカセットを聴いたり、

ひたすら過去に目を向け

思い出探しに熱中しておりました。

 

そしてもう一つ、

幼きトモコが夢中になった幼児番組といえば

「ひらけ!ポンキッキ」。

「およげ!たいやきくん」「いっぽんでもにんじん」などの歌、

当時流行っていた洋楽を上手に使ったスポット映像、

ペギー葉山さんのしつけコーナーなんかもあったりして

毎朝飽きずに見てました。

その後40年が経過しましたが、

今なお印象深く覚えている歌があるのです。

 

それは(ま~るいうぶげのくだもののなかに・・・)と始まり

くだもののなかに実、実のなかにから、からの中にたねと

息継ぎもせず果てしなく続く女性の歌声と

実、から、たねの断面図がぐるぐる回っているような映像が

幼き視聴者の脳にじわりじわりと染みこんでくるような

悪夢のような、一種の狂気をはらんだ歌でした。

題名も分からず歌詞もうろ覚え、

あの歌、もう一度聴きたいけどどうすれば聴けるだろう・・・と

頭を抱えたのもつかの間、恐るべし現代のネット社会、

お目当ての映像はyou tubeであっけなく見つかっちゃったのでした。

40年間心に残っていた狂気の歌、それがこちらです!

 

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「もものハート」 うた:のこいのこ

 おおきな青い空のした ちいさな緑の木がいっぽん
 
 木がいっぽん

 ちいさな緑の木のなかに まるいうぶげのくだものひとつ

 くだものひとつ

 まるいうぶげのくだものの中に あまいピンクの実がひとつ

 あまいピンクの実の中に かたい茶色のからひとつ 

 ひとつ

 かたい茶色のからの中に 白い小さなたねひとつ

 たねひとつ

 白い小さなたねの中に もものハートがただひとつ

 ただひとつ

 まるいうぶげのくだものの中に

 あまいピンクの実の中に

 かたい茶色のからの中に

 もものハートがただひとつ 

 ひとつ

 

懐かしの曲に再会、再び魅力に憑りつかれ

you tubeの再生が日課となってしまった私、

脳を現代へ呼び戻すのはこりゃなかなか難しそうです。

 

*オマケ

この曲を歌う「のこ いのこ」さん、

今回調べたところ、大ヒット曲「パタパタママ」

「まる・さんかく・しかく」「はたらくくるま」も担当、

隠れCMソングの女王と呼ばれ800曲以上も

歌われたんですって。

う~ん、素敵です!

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017年9月16日 (土)

フェルト日記 「帰ってきたよ!」


連休&台風真っ只中の列島のみなさま、

いかがお過ごしでしょうか。

本日私、飲酒感想フェルト絵師・トモコがお送りしますのは

飲んだお酒から浮かんだイメージを

独断と偏見でフェルト絵に仕立てた

「飲酒感想フェルト絵」。

開けましたるシャンパンは

「MAILLY GRAND CRU (マイィ・グラン・クリュ)」の

ブリュット・レゼルヴです。



ここでウンチクをひとつ。

シャンパンのラベルをじっくり見ると

下のほうにコチョコチョ並ぶアルファベット、

「NM」とか「RM」とか書かれていますが

何のことかご存じですか?

実はこれ、シャンパン生産者の営業形態を表わす

業態記号。

「NM」というのはネゴシアン・マニピュランの略。

原料を購入してシャンパンをつくる法人または個人で

大手メゾンは大体そう。

よく見かける「モエ・エ・シャンドン」や「ヴーヴクリコ」などが

これにあたります。

「RM」はレコルタン・マニピュラン。

自社の畑で採れたブドウだけでシャンパンをつくる

栽培業者兼醸造業者でほとんどが小規模生産者。

2000年代に入り個性的なワインを造るRMが注目を浴び

シャンパーニュ界を大きく変えました。

お次は「CM」。

コマーシャルじゃありませんよ(←つまらん!)

こちらは生活協同組合のこと。

組合員が栽培したブドウでつくったシャンパンを

組合ブランドとして販売します。

そして今日ご紹介する「マイィ・グラン・クリュ」は

この「CM」なのです。




私の住む片田舎のスーパーの棚に並ぶシャンパンは

モエ、聞いたこともない怪しいメーカー、

運が良ければ黄色いラベルのヴーヴクリコを見かけるぐらいで

そんな棚にCMの商品があるなんてまさに奇跡。

かねてよりガイドブックで学習していた

マイイ・グラン・クリュの瓶を見つけ小躍りの私、

さっそく購入していただいてみました。




トクトクとグラスに注ぐとまず目を惹くのは

そこはかとなくピンクを感じる淡い黄金色。

(わあ、素敵・・・♡)

ロマンチックな色に目がハート、相好を崩しかけますが

イヤ、いかんいかん。

飲酒感想フェルト絵師たるもの常に毅然たる態度で

酒に挑まねばならぬのだ。

襟を正し、まずひと口。




口へ含むと20代のOLのような外見とは裏腹に

空に抜けるような甘さ、ふくよかさ、おおらかさ。

金色に輝く小麦畑を夕陽がピンク色に染める夕方、

遠い遠い丘のかなたに見えるのは

出稼ぎから

出張から

兵役から

戦争から

長い長い不在の末に帰ってきた

なつかしいなつかしいあの人。



・・・「帰ってきたよ!」



バーン!

Don't wanna close my eyes~♪

エアロスミスの名曲「I Don't Want To Miss A  Thing」が

BGMで聴こえてくるような

突き抜けるような幸福・解放感。

いやあ、素敵なひとときでした。





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マイィの数ある商品の中でも最も一般的な

ブリュット・レゼルヴ。

だのにこの味わい、このふくよかさ。

巨大な施設に大量のリザーブワインを保有する

大規模な共同組合だからこそ成せる技。

マイィ・グラン・クリュ、

脱帽です。




*こぼれ話

シャンパンの栓を「ポーン!」と抜くと

いかにも目出度い感じがしますが

実はこれ、マナー違反。

正式には幽かな(シュッ)という音とともに

(この音、「天使のため息」と呼ばれているんです。素敵!)

静かに栓を抜くのが最上で

生産地のシャンパーニュでは

醸造者、生産者はもちろんのこと

ざっかけないカフェのおばちゃんでさえ上手に開栓していました。

この技術に憧れてはいるものの

いつも上手くいかず音をたててしまう私、

(今度こそは!) 意を決しボトルを構えたものの

想像以上に高まる圧、

(ワッワッワッ、待って待って待って・・・) 焦り狂ううちに

ポン!

飛び出したコルク。勢いよくあふれ出たシャンパン。

ああああああ、ついて行くような!

およそ4分の1ほどもこぼれてしまい泣きべその私、

以上、今回の「こぼれ話」でした。

チャンチャン。


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2017年6月28日 (水)

フェルト日記 「あのね あのね」



梅雨らしいお天気が続きます。

旅の時差ボケから覚醒した私、

創作意欲に満ち溢れ朝から晩までフェルト片手に大制作・・・

と言いたいところ、

残念ながらそう やすやすとはいきまへん。

そこで本日はシャンパンの話でご機嫌伺いを。

(エー、またシャンパン?)

もう飽き飽き、ゲップをされたそこの貴女、

良いシャンパンの泡ではゲップは出ませんのよ。オホホホ。




今回フランス・シャンパーニュ地方へ赴くにあたり

一番楽しみにしていたのが

以前そのシャンパンを飲み価値観がひっくり返った

「マルゲ」のメゾン訪問。

当主のブノワ氏とも会え、楽しい時を過ごせたのですが

それはまた後日お話することにいたしまして、

持参したマルゲのシャンパンを刺繍した作品:

フェルト日記 「その男 マルゲ」を彼に見せると

(https://feltriinui.cocolog-nifty.com/blog/2017/05/post-58b6.html)

「ワッ、スゴイ! これ、僕にくれるの?」

取られそうになっちゃった!

丁重にお断りし、代わりに作品を印刷したポストカードを

送ろうと思ったものの1枚だけではなんだか寂しい。

というわけでもう一本、マルゲのシャンパンを

開けてみました&作品を作ってみました。




今回開けたのは

「Le Parc 2011」。

飲んだ後、お日さまや秋の午後、収穫を思わせた

「ル・メニル・シュル・オジェ」に比べこちらは

初夏、甘い夜、星のきらめきなどを彷彿とさせる

涼やかな味。

そして超辛口とは思えぬ口の中に広がる

甘さ、ふくよかさといえばマルゲ特有のもの。

さらに特筆すべきは、その泡!

止まることなく立ち昇り続けるキメ細かい泡。

そっとグラスに耳を寄せると

シュワシュワ、チリチリ、

(あのね あのね・・・)と

耳元でささやき続ける恋人みたい。

キャッ、ロマンチック!





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初夏の夜、星のきらめき、耳元でささやく恋人と

三拍子そろえばこれはもう皆様おわかりですね、

そう、七夕。

七夕の夜を楽しむのに「Le Parc」以上のシャンパンなんて

考えられません。

どうぞ皆様、ロマンチックな七夕をお楽しみください。




・・・あのね、あのね、

いくら七夕用だからって

何本も注文しちゃダメだよ。

私の分がなくなっちゃうじゃん!





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2017年5月18日 (木)

フェルト日記 「その男 マルゲ」




なんと。

ひと月以上のごぶさたでございました。

みなさま、お元気でしたか?



個人事ながらわたくし、

2月に体調を崩してからというもの あらゆる情熱・気力を失い

親戚の入院なども重なって

ただ無気力な日々を過ごしておりました。

(もうフェルト絵師・トモコも終わりかな・・・?)

誰もがそう思ったであろうこのブランク。



ところが ところが。

突如私の胸に再発した情熱。

私の心を釘づけにし魅了して止まぬ

黄金色の泡立つ液体。

何を隠そうそれはシャンパン、

正式名称:シャンパーニュなのであります!



シャンパーニュといえば

フランス・シャンパーニュ地方でのみ作られる

スパークリングワインのこと。

(シャンパーニュへ行ってメゾン巡りをしてみたいなあ)

ある日ふと思いついた私、ガイドブックを購入、一読し

まあ驚いたのなんのって。

日本でシャンパンといえば

モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコ、G・H・マム、

高級品としてドン・ペリニヨンなどが有名なところですが

現地では大小様々5000軒もの醸造生産家が存在すること。

そしてワインの世界では2000年あたりから

有機農法流行の波が押し寄せており

なかでもビオディナミと呼ばれる農法では

農薬を使わないばかりか

月の満ち欠けのリズムを重要視し

それに則り作業を進めるとのこと。

(この生産効率第一のご時世に月の満ち欠け?

月のリズム? ハ? 何を言ってるの・・・?)

呆れると同時にすさまじく興味を覚えた私、

早速ビオディナミ農法で作られたシャンパンを

買ってみたのでした。

冷蔵庫で冷やす時間ももどかしくトクトクとグラスに注ぎ

まずはひと嗅ぎ・・・




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ナ、ナンダコレハ!

喉の奥から立ち上り広がる甘い甘い芳香。

ひと口をゆっくり飲み干すと

ふくよか、芳醇、解放感、実り、熟成、

そしてやはり喉から立ち上りふくらむ甘い後味。

例えるなら

稲刈りが終わった早い秋の午後、黄金色に注ぐ日光。

収穫。秋の空。焚き火。郷愁。充実感。

そんな情景が脳裏に広がる豊かな味。

(これがシャンパンだというのなら

私がこれまでに飲んできた酸っぱい、とがった味の液体は

一体なんだというのだろう?)

嫌気がさすほどこのビオディナミのシャンパンは

他と一線を画していたのでした(無知な私の知る限りですが)



ひと口で私の身も心もとりこにしたこの魅惑的なシャンパンは

「ル・メニル・シュル・オジェ 2010」、

そしてその生産者がアンボネイ村の

ブノワ・マルゲ氏。

革新的なワイン造りで注目を浴びるマルゲ氏、

私も彼から目が離せそうにありません。



*善意の押し売り情報

これを読んで

(マルゲのシャンパン飲みたい!)心揺さぶられたそこのあなた、

ぜひぜひお試しください。

その際、私・トモコのオススメおつまみは

なんと焼き芋。

しかもホクホク系ではなくネットリ系。

ひと齧りしてシャンパンを口に含むと2倍に広がる芳醇な味!

騙されたと思ってぜひぜひお試しくださいな。












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2017年3月15日 (水)

フェルト日記 「シーサー」




ごぶさたをいたしました。

扁桃腺かと思っていたノドの腫れは実は耳下腺炎、

抗生物質が一向に効かず

陰々滅滅と日を送るうちに

こちらナニワには一足早く春が来た!といえば

好角家にはピンときたことでしょう。

日曜日に初日を迎えた

「大相撲 春場所」。

19年ぶりに誕生した日本人横綱・稀勢の里、

四横綱揃い踏みをひと目見ようと前売り券は完売、

大阪は春を通り越し

夏のようなアツさで盛り上がっているのです。



さて。

まさかの黒星発進の白鵬、日馬富士を横目に

初日から4連勝、

正横綱の如き貫録を見せている稀勢の里、

雲竜型の土俵入りも堂々たるものですが

むむ・・・む。

みなさま、お気づきになりました?

土俵入りの際 新横綱を中央に守り

しずしずと入場してくる露払いと太刀持ち。

部屋や一門の兼ね合いなど諸事情あったにしても

よりによって何故この二人を選んでしまったの?



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角界一 毛むくじゃらの高安と

(ヤヤ、サモア人!?) 一瞬たじろぐ浅黒い肌と

こわもてが日本人離れした松鳳山。

(ちなみに福岡出身、れっきとした日本人であらせられます)



人柄はともかく、二人揃ったその絵面の

荒々しいこと、恐ろしいこと。

まさしく魔除け!まさしく阿吽!まさしくシーサー!

(もっと美しく逞しい益荒男もたくさんいただろうに

なんでまた この二人?) 思わず首をかしげましたが

土俵入りを見、その理由がすぐ判明したのであります。

なぜかというと

「野蛮な二人にかしずかれ

仏頂面の稀勢の里もより凛々しく、高貴に見える」 から。

う~む、新横綱、

稽古ひとすじ、真面目一方の堅物かと思いきや

なかなかの策士ぶり。

稀勢の里め、やりよんなあ。

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2017年3月 6日 (月)

フェルト日記 「・・・アッ!?」


3月も早や6日ですねえ。

わたくし、労働の疲れがドッと出て

目を腫らしたり ノドを腫らしたり

ボウ然と日々を過ごす間に

ひなまつりも終わってしまいました。

我が家の雛人形は七段飾り、

器量が自慢のおひなさまも出すのが面倒というので

もう何年も押入れに閉じ込められたままでお可哀想。

「雛人形をいつまでも出しておくと婚期が遅れる」といいますが

こちとら成人式は二度済ませた、

(今さら婚期なんか気にしてられっか) とばかり神をも恐れぬ暴挙、

なんとひなまつりの翌日、

七段全てを飾り付けました。

お内裏さま、おひなさまはじめお付きの方々、お道具から牛車まで

勢揃いの光景はちょっと感動的です。

おひなさまって、やっぱり いいものですねえ。



さて。

毎年この頃行われるのがピン芸人日本一を決定する

「R-1 ぐらんぷり」。

そして今年、栄えあるグランプリに輝いたのは

「アキラ100%」さん。

みなさま、ご覧になりました?



お笑い好きの私、一も二もなく見ました。

そして度肝を抜かれました。

これまでにも

海パン一丁の小島よしお、とにかく明るい安村、

筋肉自慢のなかやまきんに君、

ブリーフにカウボーイハットがワイルドな

ハリウッドザコシショウと

裸芸人は数多くいましたが

まあ、このアキラ100%氏ったら。

正真正銘の素っ裸、

局部のみを銀のお盆で隠し

筋トレをしたり曲芸にチャレンジしたり、

少しでも手元やバランスが狂えばお盆は落下、

文字通り「丸出し」とあって

観客はハラハラし通し。




しかもこのアキラ100%氏、

調べたところ私・トモコと同い年。

その確信犯としか思えぬBGMの選曲、

みなさま、お気づきになりました?

氏が使用したBGM、何を隠そう

ドリフの「ヒゲダンス」テーマソングのイントロ部分。

(この曲の次に映るのは抱腹絶倒のヒゲダンス。

超 面白い。超 笑える・・・)

我らドリフ世代はこの曲を聴いただけで

なんでも面白く感じてしまういわば「パブロフの犬」、

そこに(見えるか、見えないか)のスリルも相俟って

尋常じゃない面白さ。

いやあ、笑わせていただきました。





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今さらながら。

生放送の「R-1ぐらんぷり」決勝に

フルチンで挑んだアキラ100%氏。

(・・・アッ!?)

少しでも手が滑ればブツは丸出し、放送事故、

当人は謹慎処分、ディレクターは左遷間違いなし。

よくぞまあ 出場を許可したもんだ。

これぞ神をも恐れぬ暴挙!?

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2017年1月24日 (火)

フェルト日記 「PPMP」



昨年

youtubeでの映像再生回数は実に1億回以上、

人気が大爆発した

ピコ太郎の「PPAP」(ペン-パイナッポー-アッポー-ペン)。

もちろんご存じですよね。

簡単な単語に簡単な振り付け、

1分強の短い曲でしかも場は大盛り上がり、てんで

私もカラオケでよく披露させていただきました。

(さすがに今年は控えようっと)



ところで世界中で人気のこの「PPAP」、

ある日私、ふと思ったのです。

(これ、イタリア語だったら どうなんだろう?)

なんせ pen だとか apple だとか

中学1年で習う簡単な単語ばかりで書かれたこの曲、

以前ローマに住んでいた我が身には昔取った杵柄、

御茶の子さいさいのはず。

(よっしゃ、まかしとけ!) 俄然やる気を出した私、

やおら翻訳に取りかかりました。



イタリア語で

ペンは penna (ペンナ)、アップルは mela (メーラ)、

そしてパイナップルは

なんとまさかの ananas (アナナス)!

これではイカン、語呂が悪いと思案した挙句

白羽の矢が立ったのが皆様ご存じのあの果物、

pela (ペーラ)= 洋梨でした。

ペンナ、メーラ、ペーラと役者が揃い

出来上がったのがこの曲です。

聴いて下さい。

「PPMP」(ペンナ-ペーラ-メーラ-ペンナ)。



Io c'ho la penna.  (イオ チョ ラ ペンナ)

Io c'ho la mela.  (イオ チョ ラ メーラ)

mela - penna  (メーラ ペンナ)

Io c'ho la penna.  (イオ チョ ラ ペンナ)

Io c'ho la pela.  (イオ チョ ラ ペーラ)

pela - penna.  (ペーラ ペンナ)

mela - penna,  (メーラ ペンナ)

pela - penna,  (ペーラ ペンナ)

penna -  pela - mela - penna.  (ペンナ-ペーラ-メーラ-ペンナ)



どうです この語呂の良さ!完成度の高さ!

さあ皆様も新年会シーズン、

どうぞカラオケでこのPPAPイタリア語版:

「PPMP」をご披露下さいませー。




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蛇足ではありますが・・・

私・トモコ、数多ある梨の種類の中で好きなのは

ダントツで生まれ故郷・鳥取の名産:

20世紀梨。

洋梨に限りますと、

一番好きなのはずんぐりした形の

DECANA (デカナ)、

一番好きじゃないのは WILLIAMS (ウィリアムス)。

(↑臭い!)

これからイタリアに行かれる方、

時間があればぜひメルカート(市場)に寄って

食べ比べてみて下さいね~!

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2017年1月17日 (火)

フェルト日記 「イイ味 出してる!」




早や後半に突入した大相撲 初場所。

みなさん、観てますか?

序盤から鶴竜3連敗、日馬富士は途中休場、

最後の砦・白鵬までもが荒鷲、高安に連敗と

金星出血大サービスの波乱の毎日。

はたして千秋楽、賜杯を抱くのは誰なのか?

これから1週間、土俵から目が離せませんねえ。



さてこれまでの前半、

ふがいない横綱陣に代わって

大いに場所を盛り立てたのが

二横綱・二大関を破った前頭筆頭・御嶽海と

今場所初めて関脇を務める正代。

24歳、25歳と若手の二人ですが

横綱相手に堂々の相撲、スケールの大きさを感じさせました。





「悲願の日本人横綱!」と

日本中が大関・稀勢の里に期待すること早や数年、

しかし、しかしですよ。

白鵬はじめモンゴル出身横綱勢に衰えが見え始めた今、

世代交代は必須。

この御嶽海や正代など勢いある若手がさらに力をつければ

土俵上が日本人横綱で溢れかえる日はもうすぐかも。

あと2~3年後・・・

ふふふ、大相撲。

ますます面白くなりそうですねえ。



ところで ところで。

私の独断と偏見による

(初場所前半を盛り上げた)先の二力士ですが、

ゴツゴツ・ブツブツ、どこか男爵イモを思わせる御嶽海と

のっぺり白く角張って、まるでハンペンの正代。

それにしてもじゃがいもとハンペンて・・・




なんじゃい、今場所は「おでん」か!




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おっと おっと。

少々毒舌が過ぎました?

ワ~、お二人さん ごめんよう。

ちっとも悪意はないんです、ただ男前が好きなだけ。

(苦情は受け付けておりません)

こんな茶化しにもめげず両力士には後半のさらなるご活躍、

大いに暴れ、大いに初場所を盛り上げてくれることを

期待しております。

がんばれ がんばれ 御嶽海!

がんばれ がんばれ 正代!





















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2016年11月13日 (日)

フェルト日記 「凱旋!」




本日初日を迎えた大相撲 九州場所。

(博多へはまだ行ったことのない私。

観光がてら大相撲観戦、

晩は中洲の屋台でどんちゃん飲りたいなあという

長年の望みは未だ叶わず。グスン)

今場所の見どころ、世間的には

先場所カド番から男気の初優勝を果たした

大関・豪栄道の綱取りなのでしょうが

私・個人的にはなんといっても

新入幕・石浦なのであります。



鳥取出身、宮城野部屋の石浦に関しては

これまで何度もふれてきましたが

エ~イ うれしいのでまた書いちゃおう。

あれは2013年 春場所、

部屋の大横綱・白鵬に化粧廻しを借り

新序出世を披露した彼。

それから3時間後、今度は白鵬自身がその廻しを締め

土俵入りを行ったというのです。

なんという美談! なんという心意気!

粋なエピソードにいたく感激した私、同じ鳥取生まれも加算して

以来陰ながらずっと応援してきたのです。

序ノ口、序二段、三段目とスピード通過、

幕下で少々手こずったものの

昨年春場所には十両昇進、

鳥取出身力士では53年ぶりの関取となったのでした。

それと同時に

「先見の明なし」「青田買いの才能なし」

私・トモコの不名誉な肩書きを見事払拭してくれた石浦、

感謝感激のあまり私すぐ

宮城野部屋に御祝いのファンレターを送り付けたものです。



さて話はさかのぼり先月のこと。

母の実家・鳥取で私の目に留まったのは

新入幕を決めいまや鳥取県の星となった石浦が

同部屋の横綱・白鵬、山口を伴い

鳥取市内にて凱旋パレードを行うという新聞記事。

(まあよう! なんちゅう きょうさめえじゃ!) 

仰天のあまり方言丸出し、天にも昇る心地でしたが

その直後に起こったのがあの県中部の大地震。

これぞ幸福の絶頂から奈落の底、

余震の続く中パレードの中止も危ぶまれましたが

因幡の神は県民に味方した。

予定通りパレードは華々しく行われ

被災された方々を大いに元気づけたのです。




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「がんばろう鳥取」の幕を掲げた車に乗り

横綱の隣で手を振る石浦、

いやあ、いい顔してました。

今場所からは白鵬の土俵入りで露払いを務めるという

大役を授かった関取、

(緊張のあまり、取組どころじゃない)とこぼしていたそうですが

なんの なんの。

新入幕、無我夢中で勢いあまって

勝ち越しどころか初優勝もあるかもよ!?




鳥取県民の期待を背負った石浦関のご活躍を

心から願っております。

フレー フレー 石浦!!


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2016年9月17日 (土)

フェルト日記 「永訣の朝」





ついに。

ついにですよ。

ついにこの日がやってきた。



漫画家・秋本 治先生が

「週刊少年ジャンプ」にて

1976年から40年にわたり連載を続けていた

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が

本日9月17日、

最終回を迎えるのです。



40周年。コミック200巻。

いや~、長い!

40年前の連載開始当時には

かろうじて生まれていた私。

田舎出の両親の元、おっとり育った長女とあって

少年誌のジャンプには縁もゆかりもないというのに

なぜか家にあったコミック第一巻を熟読、

読み切りの手軽さから

帰省・旅行のお伴に最新刊を買い求めるといった風に

「こち亀」とはつかず離れずの良い付き合いを続けていましたが

1995年に発売された文庫版全26巻を読破したのを最後に

およそ20年のごぶさた。

最近の両さん事情は全く知らないのです。



さて。さて。さて。

いよいよ40年の歴史に幕を閉じる「こち亀」。

どんなエンディングを迎えるのか。

どんなふうに両さんは去るのか。

う~む、見たい!知りたい!我慢できない!

只今午前7時、

今から私、ちょっくら近くのコンビニまで行って

最新号を買って来ようと思います。

みなさまもコンビニに急げ!

それでは良いご週末を~!




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こちら記念すべきコミック第一巻の表紙。

長い歴史のなか、

好きな話はたくさんあり過ぎて一番なんて選べませんが

「一番笑った話」は

38巻収録の「必殺正月カットの巻」、

「一番好きな登場キャラ」は

バイクに乗ると人柄が豹変する交機の本田くんでした。

この話題、

徹夜で盛り上がれそうですねえ。

寂しいな。

さようなら、ありがとう。両さん。


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