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2017年8月23日 (水)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~イタリア編~」 その5




日曜日というと、

休日、お出かけ、ショッピング!

にぎわう繁華街を思い浮かべますが

あちらではいささか事情が違います。

敬虔なカトリックの国・イタリア、

日曜日は週に一度の安息日と定められ

出勤を禁じる法律まであるほどで

日本と同じ感覚で買い物に行くと

軒並みシャッターが閉まったガランドウの街に

ポツンとひとりぼっち・・・

なんて寂しい事件が起こり得ます。

したがってローマに住んでいた当時日曜といえば

川向かいのトラステヴェレ地区で開かれる

名物ドロボウ市・ポルタポルテーゼを物色するか

新聞を買い近くの公園でゆっくり読むか、

いつもそんな感じでゆる~く過ごしておりました。



現在ではずいぶん事情も変わり

日曜に営業する店も増え

観光・買い物にも困らないのですが

今回まあ せっかくの安息日、

この際一番イタリア人ぽい過ごし方をしてやれと

午前中公園でゆっくり新聞を読んだのち

私が向かったところは

出た、ラスボス!

ここぞカトリックの総本山、

バチカン市国のサン・ピエトロ寺院であります。



日曜日、

サン・ピエトロ寺院前の広場に面した建物の一室から

ローマ法王が正午の祈りを唱えられることは

カトリック教徒なら知っていて当然、

世界中の教徒が見物を憧れる夢の数分なのです。

畏れ多くも法王のおひざもとに住むこと3年半、

祈りはおろか通常のミサにも出席したことがない私、

神よ、この無知な子羊を許したまえ。

既に法王を待つ群衆でいっぱいの広場には

巨大なモニター、テレビカメラも備えられスタンバイOK、

とはいうものの右も左もわからぬ私、

同じく一人で来ていたイタリア人女性に尋ね

① 法王はえんじ色の垂れ幕が下がった窓辺に現れること

② 祈りは正午に始まること

以上の情報を得ました。

ちゃっかり女性の隣に割り込んで待つことしばし

アッ、窓辺に現れた白い服、

ローマ法王・フランシスコです!

拍手、口笛、十字を切ったり手を振ったりと

各々のやり方で歓迎を示した群衆に向かい

一語一語明瞭に発せられた祈り、

「あなた達よ、平和に暮らしなさい。」

キリスト教には興味のない私ですが、涙が止まりませんでした。

とてつもなく広大な神々しい物に包まれた一体感に

身体が反応したのでしょう。

素晴らしい経験でした。




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祈りの終わりには法王自ら

当日世界中から集まったカトリックの団体名を読み上げ

名前が呼ばれるたびに広場のあちこちで湧き上がる歓声。

(それではメンバーを紹介します。

ドラムス、○○! ギター、○○!・・・)

コンサートのバンドのMCみたいで

ちょっと笑っちゃいました。

MC法王って・・・ スゴイ!



*ローマ法王 ひと口メモ

法王のことをイタリア語でPapa(パーパ)といいます。

同じ綴りでもpapà(パパ)とアクセントを後ろへ置くと

(お父さん)になってしまうので注意。

現在の法王は第266代、アルゼンチン出身のフランシスコ。

売店で売られているハガキを見ても

親指を立て「いいね!」ポーズをしてみたり

鳥と会話ができるとかで鳩と見つめ合ってみたり、

どこかひょうきんな雰囲気。

私は好きです。








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