2017年8月21日 (月)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~イタリア編~」 その4





やれやれ。

2日がかりでやっと本編にたどり着けましたよ。

おせっかいガイド(←ム、危険な香り!?)

トモコおすすめの3軒、トリを飾るのは

これまたナヴォーナ広場裏、フィーコ広場の

「DA  FRANCESCO(ダ・フランチェスコ)」です。

ワ~、パチパチ。



こちら有名な観光スポット:

ナヴォーナ広場近くということもあり

店内には観光客がひしめく、まさに「人気店」。

料理はもちろん美味しいが感動するほどのものはなし。

(*念のためネットで調べたところ、ここはもともとピザ屋さん。

ローマ風の薄いパリパリピザは最高の香ばしさかつ美味しさ、

なおかつ胃に負担も少ない日本人向け、

私つねにパスタ最優先なので知りませんでした。スンマセン。)

「じゃあなんで紹介するの?」 ご立腹のそこのあなた、

まあ お待ちなさい。

ここには物語があるのですよ。




1994年。

ローマに留学した私は毎日語学学校に通っていました。

当時は留学ブーム、

同じ学校にも日本人が何人かおり

一緒に食事に行ったり遊びに行ったり、

仲良くさせてもらっていたのです。




ある日、いつものように食事に出かけた私達。

(今日こそは穴場の食堂見つけましょうよ!)

(そうそう、看板も出てないみたいなトコ!)

浮かれて歩く私達の目の前に現れたのは

まさに看板のない薄暗いトラットリア。

(・・・ワ!)(これぞ!)(入っちゃいましょうよ!)

ズカズカ入り込み大いに飲み食い

その気取らない味とサービスに

すぐさま大ファンになったはいいものの

後でその入り口は裏口であったことが判明したという

曰くつきのお店、それがダ・フランチェスコでした。




当時はまだそんなに観光地化されていなかったこのお店、

のんびり夕食を楽しんだり

珍しくビン詰めされたハウスワインをお土産に購入したり、

(飲食店でハウスワインを頼むと大抵はカラフェで提供されます)

付かず離れずの良い関係を保っていましたが

ある夏、

ここを一緒に発掘し何度も一緒に訪れた

年上の友人がローマで交通事故に遭い

帰国後、亡くなってしまったのです。

以降、彼女を想い出せば浮かぶのはダ・フランチェスコ、

ここを訪れば想い出すのは彼女のこと。

ダ・フランチェスコは生涯忘れられないお店となりました。

(彼女が亡くなってから早や20年、

今回この店を訪れたことで彼女を想い出す機会が与えられた。

彼女はこうして私の中で生き続けている。

ある意味、幸せなことなのかもしれません)




今回訪れると壁の色をシックな黒にリニューアルし

ますます大繁盛の同店でしたが

給仕してくれたのは

20年前から馴染みのあるボーイさん。

背が低くて愛嬌たっぷり、ピノキオそっくりなんです。





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*飲食店でのチップ ひと口メモ

私がローマに住んでいた20年前はチップは置くのが当然、

こそこそと計算し置き去ったものですが

この度の旅行中、チップを置く人はほとんど見かけませんでした。

(BARは例外)

とはいえ先程のピノキオ給仕さんなどはその愛想の良さゆえ

(これは君にだよ)

ハゲのおっちゃんから直にチップを受け取っており

それを目撃した私、なんて素敵!とすぐさま真似、

(これは あなたに)とほんの2ユーロを手渡したところ

大いに喜んでくれました。

こういう行動がまことに下手な日本人、

もちろん私もついギクシャク身構えてしまいますが

もっと好意を伝えましょうよ!

たった数百円の出費と勇気で

受け取る人も幸せ、その笑顔を見る自分も幸せ、

安いもんじゃありませんか。

チップの手渡し、私は大いに推薦します。




えー、長々と失礼いたしました。

私・トモコの忘れられないローマ3軒、

いかがでしたでしょうか?

この3軒に毎年といわず

2か月に1度訪れることができたなら、

どんなに幸せだろうなあ!




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2017年8月20日 (日)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~イタリア編~」 その4前哨戦

アスパラガスを食べるためだけに

ローマからはるばる550㎞、

山あいの小さな町まで夜行で往復した私、

食い意地が張っているのは証明済み。

そこで今回は

懐かしのローマ おすすめのお店3軒を

ご紹介したいと思います。

どちらも20年前から通う

私にとって大事な大事なお店。

さあ お立ち合い お立ち合い、

どうぞ最後までお付き合い下さいませ。



ローマ到着、

荷物を置いてまず駆けつけたのは

街の中心・コルソ通りから入ってすぐ、ピエトラ広場のグラン・カフェ

「La Caffettiera (ラ・カッフェッティエーラ)」。



こちら「Gran Caffe」‘ 偉大なるカフェ‘の肩書きが表すように

庶民的なBARとはひと味違う。

入口を入ればすぐ右手には格調高い大理石のカウンター、

奥はゆったりとくつろげるテーブル席となっており

さらに洗練された広い部屋が続いていますが

ひんしゅく覚悟で言ってしまえば

テーブル席に座っているのは観光客か有閑の老人達のみ。

イキのいいローマッ子は立ち飲みが大好き、

仕事の合間にサッと飲んでペチャペチャおしゃべりサッと帰る、

そんな活気あるカウンターが私も大好きなんです。

(ま、座れば高くつくからネ)

ご近所にあるのは首相官邸や下院議事堂、

議員・ジャーナリストらしき連中が休憩中にやってきて

カフェを飲み飲み議論の続きに夢中になっているのを

よく見かけたものです。



さてここ、

カッフェッティエーラ(家庭用エスプレッソマシンの意味)の特長は

ナポリ風。

ショーケースに並んだパンやドルチェ、軽食類も

コルネット(菓子パン)はローマのものより大きく、

(イタリアでは南に行けば行くほどコルネットがデカくなる。

シチリアのなんてわらじなみ!)

ババやスフォリアテッラなどナポリ名物のお菓子も置かれ

ファンにはうれしい限り。

でっかいコルネットとカプチーノで朝食を楽しむもよし

観光の疲れをエスプレッソで流し込むもよし

夕方にはカウンターで食前酒と洒落こむもよし。

朝から晩までなんとも便利、

ピエトラ広場のカッフェッティエーラ、どうぞ お見逃しなく。



*イタリアBAR講座

「BAR」と書いてバーではない、バールと読みます。

主に立ち飲みの喫茶店でお酒もあり軽食もあり

イタリア人にとってなくてはならぬ

台所代わりの気軽なお店。

そしてその利用法はイタリア全国共通:

① レジのおそろしいシニョーラ(婦人)に欲しい物を申告し

   代金を払う。

② レシートを受け取ってカウンターに提出、再び注文

③ 出されたものを立ったまま楽しむ

できれば注文はイタリア語で堂々と、

そしてカウンターではレシートの上に20~50セントのチップを

置くと通っぽい!

それでは皆様、良いカフェタイムを。 Buon Caffè!




夕方とあって

前途のカッフェッティエーラで食前酒のカンパリを嗜んだ私、

記憶のままの味と雰囲気に前途洋々、勇気百倍。

ヴェネツィア行きの夜行に乗る前に

(何はさておき)と腹ごしらえに向かったのが

ナヴォーナ広場裏、ゴヴェルノ ヴェッキオ通りの

簡素なトラットリア、

「DA  TONINO(ダ・トニーノ)」でした。




頼んだのはアマトリチャーナ風パスタに

モッツァレラチーズ、そして付け合わせにブロッコリー。

(ちょっと塩、強すぎた)ソースに

アルデンテ過ぎたリガトーニ、

ゆで過ぎてグジャグジャのブロッコリーは

これまた強めの塩・唐辛子・オリーブオイルでソテーしてある・・・



(これこれ、これがローマの味なのよ!)



ひと口食べ怒り出すのかと思いきや

身体が覚え込んでいた味との再会に感無量、

溢れ出した情熱と食欲はもう止まらない、

狂乱状態で食事を終えた私。

ここを訪れる全ての日本人が満足するとは思いません、

でもこの〈過ぎる〉味付けがローマの真骨頂なんだよなあ。

分かってほしいなあ。




*DA TONINO ひと口メモ

私はいつもパスタで腹がふくれちゃうので頼みませんが

このお店、お肉料理もホント美味しそうなんです。

健啖家の方は

アンティパスト(前菜)からプリモ、セコンド、

コントルノ(付け合わせ)にドルチェまで

フルコースをどうぞご堪能ください。




さあ~、腹はいっぱいだが気力で行くぞ、3軒目!

とも思ったのですが

やはり懐かしのローマ、

書いてるうちにどんどん思い出が膨らんで

ついつい長くなってしまいます。(ゴメンナサイ)

そこでフェルト絵のない今回は

(その4)本編の前哨戦として文章のみでのお届け、

続きはまた明日ご紹介いたします。

どうぞ懲りずにまたご訪問下さいませね~!

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2017年8月17日 (木)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~イタリア編~」 その3

さあさあさあ。

はるばる来たぜバッサーノ、

待ってました昼食タイム!

(ホワイトアスパラを食べるためだけに

バッサーノ・デル・グラッパへ行きたい)と言うと

聞く人々は100パーセント

(チェッ、ブルジョアめ)

(イタリアかぶれのグルマンめ) 呆れ顔をなさいますが

この生まれも育ちも貧しい私、

決してブルジョアでもグルマンでもございません。

その証拠に

「ラーメンを食べる為だけに札幌へ行く」などという暴挙は

一度もしたことがないし、これからするつもりも毛頭なし。

それがなぜ北海道よりはるか遠いイタリアへ行くのと

問われればこれはもう、

「白アスパラにはそれだけの価値がある」としか

答えようがないんですねえ。



バッサーノの白アスパラは太鼓のばちを彷彿させ

太さ・長さ・白さ、三拍子揃い貫禄充分、威風堂々。

立派な「主菜」として供されます。

川沿いの風雅なレストランで私が頼んだのは

白アスパラのタリアテッレ クリームソース

白アスパラと生ハム 卵の黄身ソース

これでもかのアスパラ尽くし。

20年間待ちに待ったその味は

(頼む、このまま時よ止まれ!)

旨さのあまり宙へ飛び出した魂が現実に帰るのを拒むような

時と空間を超越した味覚でした。



ああ、もう思い残すことは何もない。

重い腹をさすりつつほろ酔いでふうらふうらと散歩するのに

バッサーノは最適の町です。

ブレンタ川の渓流の眺めをしばし楽しめば

おや、橋のふもとになんとも雰囲気ある酒屋。

こちら1779年創業のNARDINI(ナルディーニ)、

蒸留酒専門店です。

細長い店内でも飲めるし、お土産も購入可、

ラベルが可愛いACQUA di CEDROを試してみると

(シトロンを使用したグラッパベースの甘いリキュール)、

おお こりゃ滝がノドを洗い流すかのような

爽やかな刺激、

食後酒にピッタリです。




ほかバッサーノ・デル・グラッパのお土産といえば

地名の一部にもなっている

これまた蒸留酒のグラッパに

山あいの町とありキノコの王様・ポルチーニ茸を干したもの。

(店には他に〈SHIITAKE〉なる茸も売られていました。

・・・エッ、しいたけ!?)

さらに私が土産物店で見つけたのは

「ペンネ アッラビアータ」ならぬ

「ペンナ アッラビアータ」。

ペンナとはイタリア語でペンのこと。

なんとこれ、ペンの形をした容器に粉末とうがらしが入っており

どこにでも携帯できる激辛好きにはたまらぬ一品。

ネーミングにも脱帽、つい買っちゃいました。





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満ち足りた気持ちで再びヴェネツィアへ。

空にはまあるいお月様。

奇しくもこの夜は満月、

「ヴェネツィアで過ごす満月の夜」なんて

ロマンチックにもほどがある!

エ~イ こうなったらロマンの追加だ、ロマンを極めてやると

鼻息荒く赴いたのは(←ロマンとはほど遠い)

酒呑みの憧れ 「ハリーズバー」 でした。




創業1931年、

カクテル「ベリーニ」発祥の地、文豪ヘミングウェイにも愛された

世界的に有名なこのバーは

窓枠に店名の看板が打ちつけられ中の様子が伺えず

高級感は特になし、

しかしにじみ出るそのオーラ。

二、三度ドアの前で躊躇した後 心を決め中へ入ると

入り口すぐの2メートルほどのカウンターにレジとバーテン、

そこへ蛾のように群がる男と女。

決して広くない店内にはテーブル席もあるものの

座った途端にチャージを取られてしまう、

私も含め安くあげたい観光客は

カウンターを二重三重に取り囲み

斜に構えて酒を舐めるしかないのです。

あ~あ、疲れた。

(ちなみにハリーズバー御用達のシャンパンは

ルイ・ロデレールのマグナム瓶。

旨かった? ・・・エエ、たぶん。)






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同じ日の朝、

(ヴェネツィアで道に迷わぬ秘策)を編み出し

得意満面だった私も

夜には水上バスを何度も乗り違え

一向に駅にたどり着けず顔面蒼白。

あああ、さすが人の心を惑わすヴェネツィア、

一枚も二枚も上手でした。

深夜12時に出る夜行列車を待つ40分間

駅前広場で運河の上に輝くお月様を愛でつつ飲んだ

名もなき小瓶の白ワイン、

ああ、シャンパンより よっぽどうまかった。

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2017年8月15日 (火)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~イタリア編~」 その2




20数年越しの念願叶い

バッサーノ・デル・グラッパを再訪することになった私、

すっかり忘れていましたが

バッサーノはヴェネツィア近郊の小さな村。

まずは夜行列車でローマからヴェネツィアへ向かいました。



寝台車に乗るつもりが

親切押売りオッサンが予約したのは普通の椅子席。

窮屈な一夜を過ごし早朝6時 ヴェネツィア到着、

まだまだ時間はたっぷりある、

せっかくなのでこれまた20年ぶりのヴェネツィアで

朝食を食べてからバッサーノへ行くことにしました。



水の都・ヴェネツィア。

街中を流れる運河にはゴンドラが行き交い

細い路地には橋が架かり

何から何まで絵になるロマンチックな街。

(イヤン、素敵♡)目がハートの女子の横で

ありゃりゃ? 仏頂面の私。

なぜなら今回3~4度目の訪問、

ただでさえ方向音痴なのに

路地と運河が入り組むかの地では

地図とにらめっこしてたって道に迷うこと数知れず。

(この街では地図なんて信用ならん!)

頑なに心に誓っていたのです。




とりあえずヴェネツィアの象徴・サンマルコ広場を目指そうと

超満員の水上バスを誤って随分手前で降りてしまい茫然自失。

(このトンマ!)

所々壁に貼られた「サンマルコ広場」の看板だけを頼りに

前へ進みますが

私・トモコ、ムダにこの20年 年を取ったわけじゃない。

実はちゃあんと秘策を編み出していたのです。

このヴェネツィアで道に迷わない秘策、それは


「寄り道しない」


というもの。




・・・アッ、誰ですか。そこで小馬鹿にしているのは。

単純だけれど来た道だけを引き返す、

これを忠実に守っていると決して迷子にならないのです。

この方法でリアルト橋とサンマルコ広場間を

行ったり来たりした私、

カフェのテラスで優雅な朝食を楽しみ

ショーウィンドウ越しにひと目惚れしたブレスレットを

開店と同時に手に入れることもできちゃった。

ああ、迷わないってなんて素敵なんだろう!





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*ヴェネツィア・ひと口メモ

日本では生ゴミを漁る悪者はカラスと相場が決まっていますが

ヴェネツィアではなんとカモメ。

ガサガサとビニールをつつき回していました。

やってることは同じでも

カモメの方がなぜか優雅、

つい許しちゃうのは私だけ!?








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2017年8月13日 (日)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~イタリア編~」 その1




どうも どうも。

ごぶさたをいたしました、トモコです。

現実社会ではお盆休み真っ最中というのに

いまだ6月中旬、上空 1万メートル、

パリからローマへ向かう飛行機の中に

閉じ込められたままのブログの私。

なんたる無情。 なんたる非道。

ハイジャックにも劣る仕打ち。

これではいかん、というわけで

ストップウォッチをカチリと押して旅を再開、

今日からお届けしますのは

「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~イタリア編~」。

訪れた都市は

20年前 青春を過ごした第三の故郷・ローマに

水の都・ヴェネツィア、

そして春の味覚 白アスパラといえばここ、

山あいの小さな町バッサーノ・デル・グラッパ、

イタリア編もシャンパーニュ編に負けず劣らず

ハプニング満載でお届けいたします。

しばらくの間

どうぞお付き合いくださいませ~。




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ジャケットにハイソックス、

それでも寒くストールをぐるぐる巻いて凌いでいた

涼しいシャンパーニュからひとっ飛び、

ローマは早や夏だった!

飛行機を降りたとたん息苦しいほどの熱気、

周りを見回してもハイソックスはおろか靴下を履いている人すら

一人もいません。

(恥ずかし・・・) トイレでそそくさと脱ぎ捨て

いざ、なつかしのローマへ。

フィウミチーノ空港の駅では

突然の電車運行中止を知らせるアナウンス、

違う行き先の電車に乗ってしまった男性客に

ビシビシ説教する女性車掌、

(夜逃げ?) 問いたくなるほどバカでかいスーツケースを携えた

黒人さん、

うんうん、これこれ。

これぞイタリア。これぞローマ。

6年ぶりの思い出の地、

うれしくて懐かしくて胸がハレツしそうです。



ついに列車はテルミニ駅に到着。

さあ カフェだ、パスタだ、ジェラートだ!

心はやる私の前にはまたもなすべき課題が。

この日泊まるはずだったシャンパーニュのホテルをキャンセルし

ローマへ飛んだ私、

まず宿を確保しなくてはいけません。

ああでもないこうでもないと考え抜いた結果出た答えは

「今晩夜行列車でヴェネツィアまで行き

明日は1日バッサーノ・デル・グラッパ観光、

明日の晩再び夜行に乗ってローマまで戻ってくる」というもの。

もともとバッサーノは数時間の滞在予定で

明晩の夜行切符は日本で既に購入済み、

今晩も夜行に乗れば

観光時間が大幅に増えるうえに

ホテル代も節約できるといいことづくめ。

(BRAVA トモコ!) 自画自賛、

早速切符を買いに行こうとしましたが

久方振りのテルミニ駅、

構内には洒落た雑貨屋やら服飾店が立ち並び

昔の面影はまるでなし。

やっとこ見つけた切符売り場の長蛇の列に加わっていると

(ここじゃないよ、こっちこっち!)

声をかけてきたのは何やら強引なオッサン。

訳の分からぬまま切符の自動販売機に導かれ

オッサンに問われるまま答えていると

あっという間に夜行の切符が買えちゃった!



・・・ここまでは上出来だったのに

(切符買うの手伝ったんだから、お茶代くらいくれへん?)

オッサンのおねだりで気分台無し。

実はこの手の輩、

観光客が切符を買うのを強引に手伝い

チップをせびるやり口で問題になっているらしく

構内に注意を促す張り紙も貼られていました。

イタリアへ旅行するみなさん、

切符売り場の「親切おじさん」には気をつけよう!



*イタリア・駅メモ

現在イタリアの鉄道の駅ではコインロッカーは廃止され

手荷物預かり所が設けられています。

料金は大小問わず1日 7ユーロ。

高いような 安いような・・・。




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2017年7月26日 (水)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~シャンパーニュ編~」 その9


当初は放棄する予定だった

パリーローマ間のフライト。

もちろん空港までの交通手段や時刻も調べていません。

エペルネー駅で尋ねてみると

途中「ランス メゾン・ブランシュ」という小さな駅で

小一時間待たされる乗り継ぎしかなく

やむを得ず切符を購入したのですが

実はこの駅、なかなかの曲者。

4日前、同じルートを逆走し

シャルル・ド・ゴール空港からエペルネーへ来た私、

ランス メゾン・ブランシュで降りようとしたところ

乗客のおじさんに(ここはランスの街じゃないよ)と注意され

(OK OK)とホームへ降りれば電光掲示板は故障中、

アナウンスも時刻表もなく

進退極まり大声でホームの端に居た男性に尋ね

ようやくエペルネー行きの電車に乗れたという

小ハプニングがあったのでした。



さあ、シャンパーニュともお別れ。

予定通りエペルネー駅乗車、

ランス メゾン・ブランシュ駅で下車した私、

(ようし、今度は失敗しないぞ!)

用心のため一緒に下車した女性に声をかけ

次に乗るべき電車のホームを尋ねていると

ム? 車掌が何か叫んでいる!

と同時に向こうのホームに電車が来た!

エ?何?なんなの? あの電車に乗れ・・・!?



一大事!

大急ぎで向かいのホームを目指せ!

地下道を走り20キロのスーツケースを担ぎ

階段を駆け上がりかばんを投げ込み

・・・間一髪セーフ!

(ギリギリで乗り継ぐ電車があったんだな。乗れてよかったな)

息も絶え絶え、安堵の私でしたが、


なんか。

なんか。

なんか、様子がおかしい。 見覚えのあるこの景色。

車掌さんをつかまえ確認すると


ジーザス!

なんとこの電車、エペルネー行き。

そりゃ景色も見覚えあるわけだ。

(次の駅で降りてタクシーに乗ります!) いきまいたものの

次は終点のエペルネー。

チーン。

こうして希望に満ちたお別れから30分、

私は再びエペルネー駅に降り立ったのであります。




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このやり場のない怒り。

全身の毛穴から噴き出す怒気。

地球を踏みしめ必死で堪えていると

傍で車掌とのやり取りを見ていたおじさん、

気の毒に思ったんでしょうねえ、

スーツケースを運ぶのを手伝い、教えてくれました。

(もう少し待てばここからパリ行きの電車が出るよ)

オオ、天使のささやき。

素晴らしい! と時刻表で調べてみると

パリ行は普通電車、

フライトにはとても間に合いません。

残念でしたがおじさんの心遣いがとてもうれしく

知っている単語

「Merci」(ありがとう)

「Trés  gentil!」(なんと親切な!)を繰り返し彼と別れました。




こうなってしまえば

ランス メゾン・ブランシュでの待ち時間は本当にラッキー、

タクシーを飛ばせば

シャンパーニュ・アルデンヌ駅から出る

空港行きの特急に十分間に合います。

駅のタクシーオフィスで配車を頼むと

やって来たのはチャーミングな女性ドライバー、

道も空いていて順調、特急にはもちろん間に合い

清算時にはユーロ以下の端数をおまけしてくれて

なんだかとっても良い気持ち!

朝からオプションでこんなに快適なドライブが楽しめたのも

ハプニングのおかげです。

ありがとう、ハプニング!

(でももう二度とゴメンだ)




初めて訪れたシャンパーニュ地方。

大手メゾンの豪奢な館が立ち並んでいるかと思えば

大音量の車が路地を疾走する、

なだらかなブドウ畑の丘に小さな村が点在する、

裕福なのに田舎くさい、田舎なのに気品ある、

夜の10時まで空が明るい不思議の国。

すぐにでも再訪したいです。






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2017年7月24日 (月)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~シャンパーニュ編~」 その8




3日間のシャンパーニュ滞在中

(どうも ツイてないなあ) 首をひねったのが

食事。

到着当日立て続けに3軒のビストロに断られたのを皮切りに

メニューがよく分からず適当に選んだのが

苦手な内臓料理だったり

お目当ての料理が品切れだったり。

しまいには食堂に入るのが怖くなり

昼はシャンパンだけ飲んでごまかし

勝負は晩の1回だけで済むようにするなど

かなり怯えてました。

しかし最終日の夜、

(これではいかん。

今夜こそシャンパン飲みながら最高に美味しい物食べよう!)

意を決し向かったのが

3回連続で(満席です)と断られた

エペルネーのビストロ 「Le 7(ル・セット)」。

地元の人で混み合う前にと開店早々赴くと

ヤッタ! ついに席に通されました。



座るなりやり手のムッシュウに(お飲み物は?)と聞かれます。

カウンターのワインクーラーにドデンと鎮座するのは

迫力のマグナムボトル、

シャンパーニュしかないでしょう!

そしてオーダーはもう決まっています、

旬のアスパラガス!




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待つことしばし。

優雅に運ばれてきた皿は大迫力!

親指ほども太いアスパラ様が

腰に生ハムを巻きつけ寝そべっておられます。

その量、日本のスーパーの一束の3~4倍!

まずは何もつけずにひと口かじると

ほの甘くほろ苦く、口中に広がる初夏の味、

これぞ 野菜の旨味!

これぞ アスパラガス!

こんなに繊細な自然の旨味を

ソースなんかで消してしまうのはもったいない、

添えられたタルタルソースには見向きもせず

美味しく平らげました。



連日朝から晩までのシャンパン攻めに

お疲れ気味の我が胃腸、

ここはメインを頼まず

デザートとカフェで済ませることにしました。

メニューが分からぬながらも

(一番軽そうなものを)と選んだ一皿は

アイスクリームにシリアル、チョコのソースがとろ~りかかった

濃厚パフェ。

(よりにもよって!) 憤慨しながら食べると

ブランデー漬けのチェリーがゴロゴロ、

酔ってしまいそうでした。

後で頼んだエスプレッソに添えられたチョコも

中からあふれ出すウイスキー、

こういうところで

フランスは大人の国なんだなあと感じさせられます。



さあ、お会計。

食べたものは

アスパラにカフェ、コーヒー。

日本のファミレスだと1000円そこそこで

食べられそうな食事ですが、

レシートを見ればちょっと奥歯を噛みしめてしまう額。

シャンパーニュ道楽って

つくづくお金持ちのための遊び、

どえらい趣味にハマってしまったもんだなあ。





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2017年7月21日 (金)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~シャンパーニュ編~」 その7

以前にも書きましたが、

2000年あたりからワイン界に有機農法ブームが起こったことを

ガイドブックで初めて知った私。

化学肥料や農薬を使用しない「ビオロジック」、

それに加え月や惑星の動きをもとにブドウを栽培する

「ビオディナミ」があると知り

(この生産効率第一のご時世に月の動きだなんて!)

呆れつつも激しく興味を覚え 早速飲んでみたところ

想像を超越した味・香りのふくらみ、度量の大きさ、

これまでシャンパーニュへ抱いていた概念を一気に覆したのが

「マルゲ」の「ル・メニル・シュル・オジェ」でした。

(こんなワインを作る人と ぜひお話してみたい!)

再び激しく興味を覚えた私、メールで問い合わせてみると

これまた多忙の当主、ブノワ・マルゲ氏が

1時間だけお相手してくれることになったのです。



いよいよ当日、

エペルネーの観光案内所でタクシーを呼んでもらい

マルゲのあるアンボネーへ向かいます。

約束の時間より早く着いてしまったので

(写真でも撮るかな) 広場をぷらぷら歩いていると

向こうから来た車が停まった。顔を覗かせたのは

・・・ アッ、ブノワ氏!

(僕と一緒に来る?)と言われ車のあとをついて行きます。

ブノワ氏、どんな人なんだろう?

ドキドキドキドキ・・・



現在マルゲ家は全面改装中。

通されたのは外壁の色見本が置かれた工事中の部屋、

電気が点かないからセラーの見学は不可という

状況も尋常じゃなければ

流暢な英語で静かに語るブノワの半生も尋常じゃない。

1870年創業、1905年に瓶詰めを開始したマルゲ家、

5代目の自分でビオディナミに転向したが

親戚中から反対され妻と離婚したこと。

若いころ妹を白血病で亡くしたこと。

「ワインは全て理解している。

だから良い感情、良い言葉で接しなくてはならない」

「人間の70%は水でできている。

そしてその核は腹(彼は日本語でハラと言った)にある」

「人々が黒づくめの服を着るのはよくない」

次々発される言葉はもはや

醸造家のものというより精神論。

幸いエネルギーや波動に興味を持ち知識もあった私、

彼の話をすんなり理解できましたが

(そんな話、下らん!) 毛嫌いする人もいるかもしれません。

人口たった1000人、フランスの田舎の小さな村に

こんなに深い思想を持ち英語で語る人間が存在することに

何よりも驚きました。



見たものといえば

ボトルにラベルを貼る機械、

当主自ら考案の卵型の樽、大きな水晶のランプと

徹頭徹尾 尋常でないツアーを終え

いざ、試飲です。

ブノワ氏と差し向かいでまずは乾杯、

こんな機会はめったにないので聞いてみました。

「テイスティングの時、あなたはどこを見てるの?色?泡?」

問うと彼は


「僕は色も見ない。泡も見ない。

ただワインを(分かろう)とするだけ。

君にもできるよ。(分かる)と信じるだけ。簡単だよ。」


・・・ な、なんということでしょう!

やれ色の濃淡、泡のキメ・立ち方、

香りはベリーだ柑橘だパンだナッツだキノコだなどと

形式でがんじがらめの日本のスクール、

それに囚われていた自分。

またも引っくり返った概念。

私は呆れ果て

「日本ではこう教わるのです。

まず色を見る。泡を見る。

香りを嗅いでベリー、柑橘、パン、ナッツ・・・」

説明するとブノワも呆れていましたよ。




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さて、宴たけなわ。

そうそう、あれを忘れてた。

持参の 「ル・メニル・シュル・オジェ」を刺繍した作品:

「その男 マルゲ」をブノワに見せ

飲んだ時の感動を伝えると

(スゴイ!素晴らしいよ!) 目を輝かせて喜んでくれた彼。

嬉しかったんでしょうねえ。

本来試飲は3杯のところを

冷蔵庫から次から次へと運んできてくれた!

中にはマルゲの最上級品「サピエンス」もあり

実物を拝むのは初めての私、

大感激でいただいたのですが

いかんせん目の前には

ひと口ごとに目を閉じ空を仰ぎ、ワインと(分かり合い)、

恍惚のブノワ。

すっかり圧倒されてしまって味が分かりませんでした。

残念。



「一時間だけ」のはずが・・・

水に物質を加え高速回転させることで

その物質の特長を水に記憶させるという

ビオディナミ独特の作業 「ディナミザション」に使用する

機械や資材庫を見たり

飼っている農耕馬2頭に会いに行ったりで

大幅に超過、

大手メゾンではまず体験できない

ユニークで豊か、味わい深いひとときを楽しませてもらいました。

ブノワには心から感謝しています。

む、そういえば、

(ユニークで豊か、味わい深い)って

・・・ マルゲのシャンパン そのもの!




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ブノワ・マルゲは愛で溢れている。

だから彼のワインにも愛が満ちている。

飲めばわかる。

どうぞ お試しあれ。




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2017年7月19日 (水)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~シャンパーニュ編~」 その6




ソムリエやよほどのワイン好きならいざ知らず

一般的な日本人に

「飲んだことのあるシャンパンは?」と質問すれば

「モエ・エ・シャンドン」「ヴーヴ・クリコ」「G・H・マム」

「ポメリー」「ランソン」

あとはおなじみ、「ドンペリ」くらいではないでしょうか。

それもそのはず

現在約5000軒あるシャンパーニュ生産者のうち

その1割にも満たない大手メゾンが

総生産量の65%を担っている。

さらには大手メゾン上位10社の生産量がその半分を占める、

ということは

市場に出回るシャンパンのおよそ3分の1は

大手10社の商品。

町で見かけるシャンパンが大手のものばかりというのは

ある意味 当然なのです。



一方。

貧しき我が身を忘れ

シャンパンに恋い焦がれる私・トモコ。

軽い気持ちでガイドブックを購入し

5000軒もの生産者が存在すること、

ワイン界では2000年辺りから有機栽培が流行していること、等々

初めて知るシャンパーニュ界の実情に開眼、

(ナ、ナンダコレハ。

シャンパンとはこんなに奥深いものであったか!)

興奮冷めやらず

ついにはパリ行きの航空券まで買ってしまったというわけ。



しかしながら。

ちょと 待てよ。

よくよく考えれば私、

家やバーで好き勝手にシャンパンを飲んではいるが

正式なテイスティングというものをしたことがない。

(何を見るの?色?泡?香り?

グラスは揺らすの?どう表現すればいいの?)

これはもしや、

張り切ってシャンパーニュへ行ったところで

現地で大恥かくのではないか。

日本で勉強していくべきではないのか。

不安が募りあれこれ調べ上げた結果

現在 関西でシャンパーニュ講座を受講できるスクールはゼロ、

唯一出発前に受講できるクラスを見つけたものの

開催地は東京・青山ときたもんだ。

東京への交通費・時間、テイスティングの不安、

シャンパンへの情熱・・・

がっぷり三つ巴の戦いの末、勝ったのは情熱、

すぐさま受講を申し込みました。

(みなさま、「情熱=散財」というのは

全国共通の真理であります)



ところがお話はここで終わらない。

夜7時からのシャンパーニュ講座、

行きは当日新幹線で、

帰りは大阪まで夜行バスに乗ろうと予約しようとしたところ

PCの調子が悪く、その日はあきらめて寝たのです。

そして次の日、

機嫌を直したPCに届いていたメルマガは

神戸のシャンパーニュ専門店「マチュザレム」からでした。

内容は

「シャンパーニュ醸造家:ニコラ・マイヤール氏

来日&セミナー開催決定。参加者募集。」

気になる日時は

東京でのシャンパーニュ講座の翌日、午前11時。

東京から直接神戸行の夜行バスに乗れば行ける!

・・・ ヤッタ!!



いやあ。

今でも思いますがこの辺の流れ、

本当に「神」ってました。

(私、シャンパーニュに呼ばれてる!?) 自分でも思ったくらい。

東京での講座 プラス マイヤール氏のセミナー、

こうして渡仏前にある程度の知識と経験を得た私、

あとは実践あるのみ。

飲むべし、シャンパン!

(そういえばシャンパン関連の本も大量に図書館で借りて

勉強したなあ。私、こう見えてガリ勉なんです)




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セミナー終了後

「私、来月シャンパーニュへ行くんです」 話しかけると

「じゃあ うちにもおいでよ」と言って下さったマイヤール氏ですが

後日喜んで彼のオフィスにメールを送ったところ

多忙を極める氏、

残念ながら時間が取れないとのこと。

(ア、そう。じゃ、行きまへん!) 無下に断るのも大人気ないようで

秘書の方とアポを取りランスから20分弱、

小さな村Ecueil (エキュイユ)へと向かいました。



こじんまり、しかしいかにも可愛くまとまった村:エキュイユ。

お目当てのマイヤール家はすぐに見つかったものの

どこを訪ねれば良いのか分からない。

焦りまくり、後ろ向きで作業している男性を見つけ

話しかけてみたところ

アッ、なんと当主のニコラ氏!

再会を喜び握手、

多忙の中わずかな間でしたが

セラー内を案内してくれました。

(ここは僕のプライベートセラーです)と見せてくれた一角、

ワインボトルがわりと無造作に置かれていましたが

秘書さん曰く、かなり貴重なものもあるそう。

へえ~・・・、根っからのワイン好きなんだなあ。



神戸のセミナー時の細身のコート・ジーンズ、

スタイリッシュな服装から打って変って

Tシャツ・ベスト・汚れたジーンズ、作業着のニコラ氏。

記念写真をねだると

(こんな格好で・・・) 恥じ入る姿が可愛かった!

ハプニングはハプニングでもこんなのなら

いつでも大歓迎です。










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2017年7月17日 (月)

フェルトまんだら 「ドキッ!波瀾だらけの欧州旅行~シャンパーニュ編~」 その5




冷えるカーブから地上へ生還、

待ってました!の試飲です。

セラーツアーは何杯試飲をするかによって

料金が分かれており

私が選ぶのは大抵2杯の試飲つき。

(もちろんおトクだからですのよ。オホホ)

ここマムでも2杯飲むつもりでいたら

ムム?なにやら旗色が違う。

カウンターに置かれたのは空のグラス一つとナプキン、

そこへ謎のスプレーが運ばれてきました。



なんでも 「ダーリン マム」と名付けられたこのコース、

「五感でシャンパンを楽しむ特別なコース」だそうで

マムのシャンパンから感じられる3種の香りのエッセンスを嗅ぎ

全問正解した者だけが試飲を許されるという

意地悪コース、

嗅覚およびシャンパン検定を受ける私達哀れな子羊3匹は

もうドキドキです。




シュッとひと噴き、鬼ガイド嬢から手渡された第1問、

これは柑橘類、オレンジ?マンダリン?いやもっと酸っぱいか?

悩んでいたらこれはタンジェリン、なんとミカンでした。

次、2問め。これは簡単、バニラ。

さあ運命の分かれ道、第3問。

紙をひと嗅ぎ、

う~ん、この甘くて香ばしい香り、確かにナッツ。

子羊3匹 意見が一致、ホッと安心していると

(よろしい。ではこの香りは何?) 鬼ガイドの詰問だ!

(え~と、ナッツだと思います) たじたじの私、

(ナッツ? よろしい。でも何のナッツ?)

エエー、種類まで!

エート エート、わからん。 エーイ、ヤケクソだあ!

(アーモンドです)

(ノン。答えはヘーゼルナッツでした!)



あああ、無念。試飲の夢敗れたり、と思いきや

本当は優しいガイドさん、

トクトクとコルドン・ルージュをグラスに注いでくれました。

乾杯を交わした落第の子羊3匹、

ごほうびのシャンパーニュをひと口含んだのですが

むむむ・・・

緊張のせいか「ミカン」「バニラ」「ヘーゼルナッツ」の香りを

嗅ぎ分けることはできなかったのでした。

五感で楽しむ「ダーリン マム コース」、

楽しいけど、疲れたぞ!




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ま、それはそれとして 「G・H・マム」、

ランスの見どころ、藤田嗣治がフレスコ画を手掛けた

フジタ礼拝堂の向かいと立地条件も良し。

シャンパーニュへ行かれる方にはおすすめです。

気楽にグラス2杯を楽しむも良し、

「ダーリン マム コース」でドキドキを味わうも良し。

アッ、でももう答え書いちゃった!

まさかのネタばれ、ワ~、失礼しました。






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